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企業のCSR・SDGs

2020年版:企業の『社会貢献』取り組み方

突然ですが、あなたの会社にビジョンはありますか?

「ビジョンと言われても、その定義はなんだかハッキリしないから、答えられない」と思われるかもしれません。

「経営理念と何が違うの?」と疑問に思うかもしれません。

今日は、

ビジョンについて知ることが、あなたの会社の『社会的価値』につながる!というお話をさせていただきたいと思います。

さて、
「ビジョンというものは、実は2種類ある」と私は考えています。

まずひとつは

あなたの会社が、事業を通してこういう社会を創り出していきたい。
または、こういう日本を、こういう地球を子どもたちに残していきたい。

・・というように、『あなたの会社が目指す理想の社会像』という意味でのビジョンです。(これを大ビジョンと呼びます)

そして、もうひとつは

あなたの会社が目標を達成するために、会社としてこういう姿になっていたい。

・・という、『あなたの会社自体が目指す姿』という意味でのビジョンです。(これを小ビジョンと呼びます)

私はこれまでNPOを中心に非営利組織や社会起業の経営支援を行ってきて、支援した件数はもうすぐ80団体に達しようとしています。

その中でビジョンについて、ある知見を得ましたのでそれをお伝えしたいと思います。

非営利組織のロジックに学ぶ。

さて、NPOなど非営利組織が事業を行う目的は、経済的利益ではありません。

利益が出ても配当ができない、という法律的な問題は置いておいて、

非営利組織の存在目的は、事業を通じて、社会課題を見出し、広く認知させ、解決していくことです。

それゆえ、非営利組織はそれぞれのビジョン(大ビジョン)を持っています。

組織ごとに、オリジナルな問題意識を持って社会課題に取り組んでいるので、

「では社会はどうなったら理想的なのだろうか。」
という理想像も、それぞれに異なるものを持っているのです。

①まずビジョンがあって、

②そのビジョンを叶えるために必要な事業があって、

③その事業を行うために必要な組織の形が決まっていくのです。

こうして見ると、すごくロジカルですよね。

この非営利組織のロジック、もしかしたら会社にも使えないんだろうか?と考えてみましょう。

どんな会社にも社会的価値が最初からある。

では一方で、
非営利組織ではない、普通の営利企業や法人、個人事業主などはどうでしょう?

『経営理念』というものを持っている会社さんは多く見かけますが、それはビジョンとは異なるものです。

(多くの場合、『経営の軸』や『行動規範』などを定めているように見受けられます。)

また、先ほどお伝えした2つのビジョンのうち、『小ビジョン』を持っている会社も多く見られます。

「私たちの会社はこうなっていきたい」という、会社自身の理想像ですね。

余談になりますが、この理想像を社員に遍く浸透させることは、経営的にとても大切だと私も感じています。

『小ビジョン』が社員にいきわたると、意識やモチベーションが変わり、行動が変わり、目標達成につながることと思います。

しかし、『大ビジョン』を持っている会社は本当に少ないのです。

「私たちは、私たちの事業を通じて、どんな社会を創っていきたいのか?」

それはもしかしたら、経営者のあなたの頭の中には、当然にあるのかもしれません。

たとえば、健康的で手軽で安価なイートイン事業を展開することで、単身世帯や若者が当たり前に健康でいられる社会を創りたい。(外食産業)

または

スキーやテニスなどスポーツエンタテインメントを組み込み、友人を作れる仕掛けをしたツアー商品を提供することで、シニアが当たり前に一人旅ができるようになる社会にしたい。(旅行産業)

など、もし誰かに聞かれたとしたら、
「本業を通じて達成したいこと・社会に影響を与えたいこと」というのは当たり前に出てくるのかもしれません。

もともと日本では昔から「自分の利益のためにビジネスをするぞ!」という風潮はあまりなく(むしろ嫌われますね)

誰かのために、地域のために、社会のために、ビジネスをするのは当然のことなのだと思います。

だからほとんどの会社は、『大ビジョン』=理想の社会像を提示していないのだと考えています。

ビジョンが拓いてくれる大きな可能性

私がNPOなど非営利組織の経営支援を行っていて、一番強く感じることは、

「すべてはビジョンの元に集まってくる」ということです。

人は、無目的なことには耐えられません。
また、無目的なことに集まりもしません。

だからこそNPOなどの非営利組織は、

ビジョンという理想の社会像を『旗印』のように掲げて、人や資金や資本を集めていくんです。

ビジョンのもとに共感した人々でコミュニティを創っていく、というわけです。

では、企業はどうでしょうか?

企業にも人や資金やパートナーが必要です。
もちろんお客様も必要です。(それもコミットメントが高いお客様が。)

でもそれらを集める時に提示する目的『旗印』が、

『自分の会社の利益』だったらどうでしょう?

また、『小ビジョン』だったらどうでしょう?

『自分の会社の利益』や『小ビジョン=自分の会社の理想像』で人を集めようとすると、

「なぜ他人がそれに協力しなきゃいけないの?」と言われてしまうと詰まってしまいますね。

なので、ここが非営利組織に学べるポイントなのです。

つまり、会社も『大ビジョン』を持たないといけない、そしてそれを発信しなければいけないんです。

これは、ビジョンを「新しく創る」というよりかは


おそらくほとんどすべての会社には元々社会的役割が備わっている(私から見ると)と思いますので、

「その役割を見出して、伝わるメッセージとして発信していくこと」が、現代においては重要になってくると考えます。

また、『大ビジョン』を言語化し、積極的に発信していくというプロセスは

あなたの会社の『社会的価値』を創造していくプロセスそのものになります。

最近はCSV、SDGsやESG投資、サステナビリティなど

規模を問わず、どんな会社も社会的役割を果たしていくことが求められている時代ですよね。

一番いいのは、特に新しいことを始めなくても、

本業における社会的価値を創造することです。

ここを押さえてきちんと発信していれば、SDGsに取り組む際の取っ掛かりも見つけやすくなります。

たとえば先ほどの旅行産業の会社の例を出すと、

スキーやテニスなどスポーツエンタテインメントを組み込み、友人を作れる仕掛けをしたツアー商品を提供することで、シニアが当たり前に一人旅ができるようになる社会にしたい。(旅行産業)

これはそのまま、『SDGs3:すべての人に健康と福祉を』につながる事業です。

ここを中心にして、あとは他の目標でマイナスにならないように気を配った経営を行っていけばいいのですね。

(無駄な紙媒体を大量に作って廃棄したりすると12,13,15あたりでバツですね^^)

あなたの会社に眠る社会的価値を見出すために

もしここまで読んでくださったあなたが

あなた自身の会社の社会的価値をきちんと見出し、言語化し、ビジョンとして打ち出していきたいと思ってくださったのならば

非営利組織の経営支援を行う中で、数多くのビジョンを策定し、想いや価値の言語化やストーリーライティングを行ってきた当事務所に相談してみませんか?

このページにたどり着いていただいたということは

あなたは元々、企業の『社会的価値』『社会的役割』『社会貢献』というものが気になられている、社会意識の高い経営者の方だと思います。

ビジョンを持つ『社会的企業』、

つまり自分の会社の経済的価値だけではなく、社会的な価値もしっかり認識しながら事業活動を行っている会社は、

時代に即した存在であり、地域にも顧客にも今よりもっと愛される存在になっていきます。

ご興味を持たれた方は、ぜひご相談くださいね。

山崎 梨紗

社会価値創造のビジョンラボの
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