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企業のCSR・SDGs

士業がSDGsに目を向けてみたら、世界が変わった話。

こんにちは、山崎梨紗です。

突然ですが、司法書士をはじめ弁護士、行政書士、税理士などの士業には法律で守られている独占業務があります。

たとえば「登記申請代理」業務は司法書士しかやってはいけない、

「監査業務」は公認会計士しかやってはいけない、など。

士業以外の仕事の人から見ると、
法律で仕事が守られていていいな〜と思うかもしれません。

でも現代の士業の仕事には、問題が2つあると私は考えています。

2020年現在、士業は生き残れるか問題その①。

1つめは、AIなど技術の進歩・発展により

もはや『士業の独占業務は永遠に法律で守られる』という保証が無くなったこと。

現に司法書士界では、商業登記分野から民間企業の参入が徐々に(しかし確実に)認められつつあります。

そりゃそうですよね。

行政でさえ業務のIT化・システム化がこれだけ進んでいるのに、士業だけが特別扱いされるわけはない。

裁判所だって今後どんどんIT化していきます。

それが公益に叶うことであれば、ですが
これまで士業の独占業務だった仕事も、民間に開放されてしかるべきだと私も個人的には思います。

でも、業界的には仕事が縮小するんですから、問題ですよね。

で、2つめ。

2020年現在、士業は生き残れるか問題その②。

2つめは、現場の士業一人一人の感覚自体が、時代に追いついていないと感じること。

私は司法書士としては少し変わっている仕事をしているおかげで、最近いろんな場に呼ばれて士業の未来について話したりするんですが

たとえば司法書士自身が

「これからどんな仕事をやっていこうか?
どんな分野でやればいいかな?」

と考えるときに、

『司法書士業務の中からしか発想できない』
人がほとんどだという現状があります。

たとえば、「遺産承継業務」に力を入れようとか。

(それならまだいいけど「相続」に力を入れようとか・・
なぜ今からそこに?)

「商業登記」に力を入れようとか、「成年後見」専門になろうとか。

いやいいんですよ!
いいんですけど、やっぱり司法書士業務の中から選んじゃうのか・・・ていう残念さは個人的にあります。

特に若い新人さんたちは、保守的になっている気がします。
(私の地元である神奈川調べ)

いやいいんですよ!
昔ながらの登記専門事務所でも、それで本人が満足しているならいいんですけど、

もしそれが「仕方なく」「不本意ながら」そうしているなら、もったいなあって思います。

知ってた?士業は社会のインフラです。

もったいなあっていうのは、

その人が損している、という点だけじゃなくて

せっかくの専門人材の活躍する場があまりに限られているのが、
社会的に損失だなぁという点です。

私は、士業をはじめ専門家は、社会のリソース、公共インフラのようなものだと思うんです。

特に、医者と宗教家と法律家。

癒し、祈り、裁くことは最古の共同体からずっと続けられている、人類にとってなくてはならない機能です。

ただ「自分が食べていければいい」と考えているだけでは、存在意義的には足りないんじゃないかなと思っています。

ちょっと変わった司法書士、見てみたくない?

話は変わりますが、

去年、若手司法書士による任意団体の研修会で、

私が所属していたグループ(ADR委員会と言います)は

『SDGs×司法書士』というテーマでワークショップを行いました。

これは、

つい自分たちの専門業務に囚われてしまい、
考え方とか生きる世界がせまくなってしまいがちな司法書士の仲間に向けて、

「自分たちのやっている仕事を、
もっと大きな射程で捉え直してみようよ!」

という研修でした。
そのためにSDGsというツールを活用して。

そしたらね、司法書士の仕事って全然狭くなんかないんです。

わりと変わった活動をしている私たちのグループの司法書士が
お互いにインタビューしあって、

普段どんな仕事をしているかを聴き合ってみると、

何かしら地域に根付いた活動なり、
行政との協働なり、民間団体との協働なり、
本当に多様な活動が見つかりました。

その研修を行った結果としてわかったことは

司法書士の仕事って専門領域に限られないし、

地域に出ていけばいくほど、
社会に目を向ければ向けるほど、

「司法書士の求められる場面って本当に多岐に渡るんだ」
ということに気づき、みんな勇気が湧いたんですね。

で。

私は、これって司法書士だけじゃない話で、

他の士業にも通じる話だと思います

誰の真似でもないオリジナルな仕事の創り方。

「自分は何の業務をやっていこうかな」っていうのを法律から探すんじゃなくて、

地域に出て、現場の社会課題を知って、自分に何ができるか探したほうが面白いし、新しい。

結果、

誰の真似でもない「その現場でのあなたのオリジナルな仕事」ができるわけです。

1つめの問題も、2つめの問題も、士業ひとりひとりが意識を変えていくしか解決はない。

技術に抵抗して独占業務を守ろうとしたって限界がありますよね。

よかったら動画シリーズ、見てみてください。
(全国各地で活躍する司法書士の姿がたくさん見られます)

司法書士のみなさま、他士業のみなさま、
活躍できる場所は社会の中にたくさんあります。

勇気を出して飛び込んでみたら、何かが始まる。
いっしょにどんどん新しいことやっていきましょう。

今年は、士業の社会参加もアジろうと思っているヤマサキでした。

山崎 梨紗

『SDGs×司法書士』動画はこちらから▼

https://www.youtube.com/channel/UCq_CjhQkwitcQHw02U68ZrQ/playlists

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