NPO立ち上げが可能な人、不可能な人の違いとは?
まず1ステップ目から。
たとえばここに
「NPO 法人作るのっていいかも・・」って感じている方がいるとします。
そこから実際立ち上げまで気持ちを育てていける人と、
その違いはどこにあるかと言いますと・・・・。
やっぱりNPO の現実を、具体的に知らなかったからかな、と思うんですね。
NPO って、結構縛りというか枠があります。
出来ることと出来ないことがハッキリとあります。
このSTEP1では、まずはあなたにNPO法人に「できること」「できないこと」を知ってもらって、世間のイメージや先入観とのギャップを埋められればな、と思っています。
NPO にできること <事業編>
まずとても基本的なことですが、
NPO にできる事業って、なんとすでに決まっているんです。
- 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
- 社会教育の推進を図る活動
- まちづくりの推進を図る活動
- 観光の振興を図る活動
- 農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動
- 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
- 環境の保全を図る活動
- 災害救援活動
- 地域安全活動
- 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
- 国際協力の活動
- 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
- 子どもの健全育成を図る活動
- 情報化社会の発展を図る活動
- 科学技術の振興を図る活動
- 経済活動の活性化を図る活動
- 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
- 消費者の保護を図る活動
- 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
- 前各号に掲げる活動に準ずる活動として都道府県又は指定都市の条例で定める活動
なので、何かやりたい活動がすでにある人は、
でも安心してくださいね。
「社会のために」「誰かのために」って思いつくような活動は大体網羅されています。
また、もしないと思っても、たいていの場合、どこかには当てはめることができます。

たとえば、
女性の産後復職のためのカウンセリングやセミナーをやり
という場合は、12になりますね。
ちなみに
考えが縛られてしまうので。
それよりは、自分の身の回りから現実的に発想したほうが課題が見つかりやすい
起業のテーマの見つけ方については、こちら↓の記事も参考にしてください♪
NPO にできること<信用力編>
NPOというと一般的には,
「社会のために、人のために、何か良き活動をする団体!」なんだろうな(くわしくはよく分からないけど)
というイメージがあります。
日本では阪神大震災や東日本大震災を経て、一般的に浸透しましたね。
また、実際にNPO法人設立の際には所轄庁の審査もありますし、
さらに認定取り消し等の制度もあるため、
ということから、
NPO を名乗れるというのは結構すごいことなんですね。
行政や企業等からの事業受託や協働もしやすくなります。
市民に対しても,初めから好印象を持ってもらえることができます
営利企業に比べると、メディア(特に地域新聞など)に取り上げられる確率も高いです。
というわけでNPOにできることとしては、いい意味で注目を集め、
(一般社団法人など他法人と比べて)
NPOにできないこと<お金儲け編>

起業したい方の中には、
「やはり起業するからには成功してお金持ちになりたい!」
では、なぜ起業してお金持ちになれるかというと、
なので収益が上がれば上がっただけ、
もちろんそれは、
NPO ではそういうことは起こりません。
NPO でももちろん物販をしたりイベントを行ったりと収益事業を行えま
では分配をしない代わりに収益をどう使うかというと、
次の事業に再投資して、
もちろんNPO で働くスタッフへお給料を払うことは可能です。
ボーナスも、
ただそれはあくまで労働の対価という位置づけです。
NPO が儲かっただけの設立者(発起人、代表者)が儲かる、
そもそも出資という概念がないので、配当を期待して出資する、
と、いうわけでセルフチェック。
あなたが起業してやりたいことは、本当にNPO でできますか?
◻︎起業してめちゃめちゃ稼ぎたい
チェックが入ってるか否か。以上です。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
ここをクリアした方,ぜひステップ2に進んでくださいね♪