STEP2 想いをどんどん言葉にしよう!

想いを言葉にすることの大切さ。

書類に書く。

NPOの設立をしようと思って少しインターネットで調べてみた結果,その準備書類の多さにびっくりしてしまう方も少なくありません。

設立趣旨書,定款,事業計画書・・・
所轄庁への設立認証申請を行う際にはさまざまな書類が必要です。

 

たとえば設立趣旨書にはこんなことを書きます。

1 法人として取り組んでいこうとする社会的課題

2 その社会的課題がどうなることが望ましいか

3 その社会的課題に向けてどのような解決策があるか

4 今までどのような活動をしてきて,今後はどのような形で取り組んでいくのか

5 なぜ任意団体や他の法人格ではなくNPO法人を設立するのか

 

どうでしょう?いきなり明確に書けるでしょうか?

「なんとなくこういう活動をしていきたい」という状態からこの文章にチャレンジするのには,かなり下ごしらえが必要ですよね。

 

言葉で伝える。

NPO法人設立は一人ではできません。

ステップ3でもご案内しますが,設立時の社員は最低10人必要!

その他にも,事務作業ならやるよ!というヒトだったり,SNSでの拡散なら任せて!というヒトが協力してくれると団体運営は格段に楽になりますので,ぜひ初期の段階からいろんな方のチカラを借りていきたいところです。

ここでも大切になってくるのが想いを言葉にするチカラです。

自分がどういう想いでどういう活動をやっていきたいのか。

そして,その相手にどんなことを手伝って欲しいのか。

どれだけ言葉で伝えられるかで,協力者の数も,協力の度合いも変わってくるでしょう。

そして設立後もずっと続く。

たとえば助成金の申請。

こういう目的を達成するためにこういう活動がやりたい!というプレゼンが必須です。

たとえば寄付のお願い。

私が日々出会っているNPO法人の代表者さんたちは,自己紹介や団体PRがとても上手いです。

中には,5分,10分,と使える時間ごとにPRトークを用意している方も。

ただ,みなさん最初から上手かったわけではなく,だんだんと磨き上げられていったのだと思います。

 

というわけで,これからNPO設立をしようと考えているみなさんには,ぜひ,これから一生「想いを言葉にする」鍛錬をするのだという覚悟を持っていただきたいと思います。

話すのが苦手だという方は,まずは文章にすることから始められてもいいと思います。人前で話す機会には,前もって準備した文章を話せばいいのです。

文章もなかなか書く機会がなくて苦手意識が・・という方は,日々思い浮かんだことをメモする習慣から始めましょう。

(わたしはスマートフォンの日記アプリをおすすめしています)

 

大丈夫,書くのも話すのも数をこなせば必ず上手くなりますし,苦手意識も薄れていきますよ。

 

お疲れ様です。次がラストステップになります♪