社員を10人集める時のポイント
NPO法人を設立する際には,社員を10人集めることが必要です。
(社員=NPO法人の構成員。議決権がある。)
くわしくはコチラの記事をどうぞ♪
「もともとある任意団体からの法人化」のようなカタチでNPO法人をつくるケースならまだしも,ゼロからの設立を考える方にとっては最初の課題となりますよね。
とはいえ社員とはNPO法人の実体そのものですので,社員集めは法人設立準備の中でも,もっとも大切なプロセスのひとつです。
社員の口説き方。
社員10人の中には「名前だけ貸してもいいよ〜」という方がいてもいいと思います。
ですが,大多数がそういう方たちだと,設立後の運営面でとても困ってしまうんですよね。
実際に活動するのは代表者と他2,3人だけ・・となったら非常に苦しいことになります。
社員には議決権があり,実際に法人の活動を決定していく大切なメンバーです。
また,社員の中から理事や監事などの役員が選任されることがほとんどです。
なので,なにがなんでも10人とにかく集めればイイ!ではなく,
設立後を見据えて,実際に団体運営に参画してくれそうな方を一人でも多く確保することがポイントです。
社員にお誘いするときにも,最初からそのつもりで口説くのがオススメ。
「とりあえず名前だけでいいから協力してよ!」ではなく
勇気を出して,「メンバーとして一緒にやってこうよ!」です。
「そうか忙しいから無理か・・・わかったよ。じゃあ,せめてとりあえず名前だけ・・」
というセリフは,運営参画を断られた後の最後の手段にしましょう。笑
3つのステップを終えて
ステップ1から3までお読み頂きありがとうございました。
もしかしたら,「うっ・・何か大変そう・・」と思わせてしまったかもしれません。
アツい想いに冷水を浴びせてしまっていたら本当にゴメンナサイ。
ひとつの法人を設立するということは本当に結構オオゴトなのです。
そして,一度設立してしまったら,簡単には解散できません。(設立時より手間も費用もかかります)
でも,法人を設立して,その運営を始めるということは,それだけ世界が大きく変わるということです。
企業勤めをしていたら絶対に知り合えなかった魅力的な人たちに会えたり。
イベントに出てたくさんの人の前で話す機会ができたり。
今まで知りもしなかった社会の課題に触れることがあったり。
世界がどんどん変わっていく,ネットワークがどんどん広がっていく,自分がどんどん変化していく,たまらない経験ができることは間違いありません。
ここまで読んで頂いて「ワクワクしてきた!」という方は,もうすでにNPOの世界に足を一歩踏み入れています。
ぜひ一緒に歩んでいきましょう。
不安になったり立ち止まったりした時は,いつでもここに帰ってきてくださいね。