
こんにちは,司法書士のヤマサキです。
あっという間に桜の季節になりましたね^^
さて今回は,久しぶりにNPO団体さんの紹介インタビュー!
神奈川県相模原市に事務所を置く
<特定非営利活動法人 愛夢>さんです。
知り合ったきっかけはNPOのためのセミナーに参加した時。
グループワークを行うテーブルが偶然一緒だったのでした♪

代表の渡邉博行さん(写真左)は株式会社の社長さんでもあります。
学生時代には経営を専門に学ばれたそう。
私がなぜ愛夢さんにお話聞きたかったというと,
きちんと毎年収益を上げて活動資金を確保し,
なおかつ今後の構想も明確に描いている法人さんだから。
それではご紹介いきますね♪
会社とNPOの両輪経営
愛夢さんは,マリンスポーツを中心にサービスを提供する事業型NPO法人。
スポーツアクティヴィティを通して
・マリンスポーツの普及
・環境保全活動
・青少年の健全育成
を目的に活動されています。
代表の渡邉さんは,マリンスポーツの指導者。
現在も複数の大学で授業(理論と実技)を持ち
大学の水泳部監督も務め
会社の経営とNPOの経営もされているエネルギッシュな御仁です。

渡辺さんがNPO愛夢を設立されたきっかけは,
もともとマリンスポーツを提供する会社を経営されていたのですが
大学から授業講師&プログラム提供の依頼を受けるにあたり,
営利企業よりもNPOの方が大学も依頼しやすいだろうということ
で法人設立を決められたそうです。
ご自分たちと相手との関係を俯瞰して見られる視点は
さすが経営者のものですよね。
そして会社とNPO法人の両方を経営することになった渡邉さんですが,
両輪のように二つを共に走らせていくことにより
互いに良いシナジーが生まれたそう。
スポーツイベントを行う際の道具や人材は会社の方から借りてきたり。
対外的にブランドイメージが大切な時はNPOを前面に出したり。
今でも年間事業計画やスケジュールを立てる時には
両方を組み合わせて同時に考えられるそうです。
ユニークな人材登用&事業運営スタッフの確保
ここで少し人材の件を。
愛夢さんには役員が9人いて,理事会が設置されています。
そして実際的な業務執行については
プロジェクトごとに実行委員会を組成して担当してもらっているそうです。
(たとえば助成金実行委員会など・・)
もちろん最終責任者は渡邉さんなのですが,
この方式を採ることによって担当者に責任感も自主性も生まれますし
「代表が一人で全てをやる」ということにはならないので
とても参考になりますね。
さらに人材に関してユニークな方策が2つありまして
その1つが・・・
【登録制】のスポーツ指 導者制度。
この登録データベースには
30人程,様々なスポーツの専門家が登録されています。
次はこんなプログラムをやろうと計画すると,
そちらに登録されている専門家にまず声かけをして
スケジュールを前もって押さえてもらうんですね。

また,あるスポーツの専門家と違うスポーツの専門家に
コラポしてもらう企画を考えたりと,
アイデアの生まれる場所となっているそう。
そして2つ目の方策が・・・
熱心な学生・卒業生さんがアルバイトスタッフに。
渡邉さんが大学で教えている
スキューバダイビングの授業やキャンプのプログラムは
とっても人気があるらしく,
毎年参加するリピーターの生徒さんもいらっしゃるそう
(最多は4年間連続受講!^^)
そして
そこでプログラムの面白さや体験によって
何かを学んだ生徒さんたちが,
愛夢さんの事業で運営スタッフをやってくださることが多いそうです。
私,これは本当にいいなと思ったのが,
一般に求人広告出したりするよりも,
最初から渡邉さんと信頼関係ができていて,
モチベーションも高いスタッフさんがそろうという点ですね。
余談ですが
渡邉さん,本当に根っから指導者なんだな・・と感じたのは
生徒さんの話をするときに
本当にうれしそうな,楽しそうな表情をしてらしたんですね。
写真におさめたかったくらい素敵な表情でした^^
というわけで
人材についてはとても良い循環が生まれているんだなと感動しました。
ご紹介記事,長くなりましたので次回に続きますね〜!!
司法書士ヤマサキ